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DSCアプリケーション

転移温度

DSCは少ないサンプル量で転移温度を素早く精密に決定できます。一般的な温度測定は以下のとおりです。

  • 融解 ・ 結晶化 ・ ガラス転移
  • 多形転移 ・ 熱安定性 ・ 液晶
  • 酸化開始 ・ タンパク質変性 ・ 硬化開始
  • 固_固転移

図はDSCにより測定される主な転移の形です。

転移温度グラフ

ベースライン安定性

図はQ2000と従来の熱流束DSCのベースラインの比較を示しています。
Q2000のベースライン安定性がいかに優れているか一目瞭然です。
測定開始直後のオフセットが小さく、ベースラインは驚くほど一直線です。これは、同温度域で1mWのベースラインの湾曲を許容とする従来のDSCとは対照的です。

ベースライングラフ

Tzeroテクノロジーの利点

Tzero®ハーメチックパンのメリットを示します。
図はハーメチックパンと標準パンでカゼインを測定した結果です。
カゼインはかなりの量の水分を含んでおり、標準パン内で加熱するとその水蒸気が揮発します。結果として生じるデータは、揮発の大きな吸熱ピークのみ示します。
しかしTzero®ハーメチックパンで分析すると揮発は抑えられ、カゼインのガラス転移をはっきりと識別することができます。

Tzeroパングラフ

圧力(時間)

圧力DSCはOIT解析を短い時間で行うことができ、酸化過程の開始を確認することができます。
図は酸化防止剤の含有量を変えた一連の2成分ポリマー分散の比較研究例です。性能の違いがはっきりとわかります。
この測定で従来の”野外暴露”で2カ月かけて得られた結果と同じ結果を2日間で得られました。
その他の一般的な圧力DSCのアプリケーションとして、
a)熱硬化性樹脂の硬化 
b)触媒研究 
c)化学反応のミクロス ケールシュミレーション
があります。

圧力(時間)グラフ

圧力(及び時間)

フォトカロリメータアクセサリ(PCA)はUV 可視光照射で誘起される反応を測定するために便利です。 図は同様な条件下で比較した2つの異なるアクリル樹脂の硬化を示しています。
データよりUV照射後Aは急速に硬化するのに対し、Bはゆっくり反応し、ピークも到達時間が長く反応エネルギーも小さいこと が分かります。
全てのPCA測定においてピークの形状と転移エネルギーは配合組成、添加剤、開始剤、パージガスによって異なります。

圧力(及び時間)グラフ