
ナノITC LV

TAインスツルメントのナノITC LV(低容量型)は、限られたサンプル容量での等温滴定熱量測定を提供するために設計されました。ナノITC LVでは、190µLのサンプルセル容量で0.05µJという高感度で測定することができます。また、温度を正確にコントロールする固体の熱電気加熱と冷却システム、滴定液の効率的で正確な滴定のためのユニークで取り外し可能な滴定アセンブリを使用しています。応答時間の改善により30〜40分で1測定を行うことも可能です。優れた解析用ソフト(NanoAnalyze)により簡便にサーモダイナミックパラメータ(K、ΔH、n)が結果として得られ、プレゼンテーション用資料も容易に作成できます。
仕様
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※1 スターラー回転数 0rpm
※2 リニア範囲での最大検出値。化学キャリブレーションにより5,000µJ以上にも対応可能
※3 リニア範囲での最大検出値。化学キャリブレーションにより3,000µJ以上にも対応可能
※4 スターラー回転数0rpmの時の平均標準偏差。スロープがない状態で3分間測定
※5 250rpmでサンプルを滴下した後から最大ピーク値の50%まで減少するのにかかる時間
アプリケーション
結合相互作用のキャラクタリゼーション(ナノITC)
右図は、RNase A中に阻害剤として一定量の2'-CMPを5µLずつ20回遂次滴定した典型的な滴定結果を示します。
反応は、1:1の化学量論的に結合しており、結合定数はKa=1 × 106M-1で、結合エネルギーはΔH= -65kJmol-1です。この場合、2'-CMPはRNase Aの採取サンプルに20分以上時間をかけてゆっくり連続して滴定しました。
およそ1000点のデータから遂次滴定して得られる熱力学的パラメータ及び結合のパラメータは時間の関数になりますが、本質的に同じになります。


